モリユリの空飛ぶレター第13弾! 2010/03/06

ハレルヤ! 主の御名を賛美いたします。

 2月上旬から、カンボジア・タイの視察旅行に行ってまいりました。これは、日本国際飢餓対策機構(JIFH)の親善大使として、4年前のエチオピアに続く支援地視察の旅です。

 秋から出発直前の2月初頭まで、休む間もない忙しさで、カンボジアについてあまり調べることができませんでした。私の中では、タイやインドネシアより少し貧しい程度の認識だったのです。

 実際この目で見たカンボジアの状況は、想像をはるかに超えるものでした。今も忘れられない光景が脳裏に焼きついておりますが、その現実を少しでもお伝えできればと願っています。今回の空飛ぶレターは、この視察旅行のご報告とさせて頂きたいと思います。


★カンボジア・アンロンベン★

 タイ・バンコクで飛行機を乗り継ぎ、カンボジア・シェムリアップ空港へ。ここは、世界遺産のアンコールワット遺跡があり、観光客の多い地です。豪華なホテルも立ち並んでいるので、カンボジアに観光に行った方は、この場所の印象が強いかもしれません。しかし現実のカンボジアの村々は、まったく違っていました。

 迎えに来てくださった現地スタッフの吉田さん、斉藤さんと共に、支援地アンロンベンへ。ここはタイとの国境近くで、内戦もあり、貧しい村々が点在しています。エチオピアを思わせる赤土の大地を車でひた走り、FHカンボジアのオフィスに到着。オフィスといってもパソコンが並んでいるわけでなく、小さな2階建ての建物ですが、そこでオリエンテーション後、早速最初の支援地の村へ向かいました。

 少し走ると子供たちが集まっている場所に到着。ただ屋根があるだけの所ですが、そこにはたくさんの子供たちが集まり、一生懸命先生のお話を聞いていました。ボロボロの服に素足、ずっと立ちっぱなしですが、子供たちの顔は輝いて、イエス様のお話を聞き、賛美をしていました。先生はFHのスタッフで、支援を受けている子供たちは、こんなに違うのだと感激。私も一緒に歌ったり、お遊戯をしたりして、とても楽しい時を過ごしました。

  

★農業支援★

 村では、農業支援も行われていました。FHは、ただ物資をポンと届ける支援でなく、村人たちが自分たちで立ち上がり、自立して生きていくための支援をすることを理念としています。
 村では、以前はあまり作物が育たなかったそうですが、今ではご覧ください、この豊作。肥料も家畜の糞や人の尿などを大切に発酵させて有機農業を行っています。匂いはすごいですが…化学肥料よりおいしい野菜が作れるそうで、お値段も良い価格で売ることができ、貴重な村の収入となっています。
 日本の世界食糧デー伊丹大会が寄贈した止水堰も見学。このおかげで、雨季の雨をためておくことができ、乾季でも農業ができるようになったそうです。1歩ずつ、村が変わっていく姿を見ることができたのは、とてもうれしいことでした。

   

★教会礼拝出席&孤児院訪問★

 滞在3日目は、日曜日。村の教会で礼拝を守りました。ギターを弾いて賛美しているのは、独特の民謡風のメロディ。ギターより、民族楽器が似合う曲調です。
 賛美の後は聖書朗読ですが、一般的に識字率が低いそうで、文字を読める人が代表で朗読します。この教会は、牧師がいなくて、リーダーが交代でメッセージをしていますが、やはり難しそうです。聖書の話を聞いて、心を養うというよりは、一人一人が手を上げ、「子供が病気です」「夫が病気です」…と祈祷課題を出し、祈ってもらいに教会に来ているような印象を受けました。それが癒されたら感謝、というだけでなく、深い神様の御教えとイエスキリストの愛が届きますよう祈らずにはいられませんでした。

 礼拝後、「デビッドセンター」という孤児院を訪問。ここは、アメリカで教育を受けた一人のカンボジア人女性が、始めたセンターで、60人の孤児たちが養われています。その女性ロンダの証には、非常に胸打たれました。
 目の前でポルポト兵に家族全部を殺され、奇跡的に自分だけが助かります。大変な苦しみの後、アメリカに難民として移住しクリスチャンになり、ようやく落ち着いた暮らしをしている時に、再びカンボジアに帰れ、という神の声を聞くのです。最もつらい思い出があるカンボジアに、アメリカの友人たちから愚かだと言われながらも、信仰によって帰ってきて、たった一人で孤児院を始められたそうです。
 女性一人でどんなに苦労されたかと思いますが、しっかりとした孤児院を建て上げられ、信仰と祈りによって経営しておられます。何よりそこにいる子供たちが、愛情を受けて育っている姿を見て、主が、ロンダを豊かに祝しておられることを感じ、御名をあがめました。

   
 アンロンベン最終日は、もうひとつの支援村を訪問。
 ここは更に貧しい村で、高床式の家々は壊れかけているようにさえ見えます。雨季になると橋が渡れず、子供たちは学校に行けません。たとえ乾季でも遠い道を歩かねばならずお金もないため、あまり学校に行く子はいないそうです。
 ショックだったのは、訪問した家の母親が、教育を受けていないため、自分の子供の人数を数えることができないと聞いた時です。我が子の数もわからず、今日が何月何日かもわからず、ただ生きるために生きている人々。エチオピアで、子供たちの夢が「大人になりたい」と言うことを聞いた時もショックでしたが、夢や希望を持てずに生きていかねばならない子供たちの様子を目の当たりにし、言葉を失いました。
 村のリーダーたちは、ほとんどが地雷で足や手を失った方々です。足や手がないと、優先的に良い地位につけるそうです。他の地域でも貧しい母親が、物乞いをさせるため、子供が生まれた時に足や手を折ることがあると伺い絶句。想像を超えた現実を知り、極限の貧しさにどう向き合ったらよいか戸惑いさえ覚えました。
 この村で、身体を張って働いておられるFHの現地スタッフの方々の姿に励まされ、また少しずつでも村人たちが、立ち上がりつつある状況を見て、希望の光を見出しています。きっと世界中には、このような貧しい村が数え切れないほどあるのでしょう。その現実を、もっともっと知っていかなければならない。そして少しでも改善するために、伝えていかねばならないと強く思わされています。
     

★プノンペン★

 シェムリアップに移動し、アンコールワットを見学後、カンボジアの首都プノンペンへ。
 ポルポト政権の圧制で170万人もの方々が亡くなりましたが、その虐殺が行われた記念館や刑務所を訪問。今まで、アウシュビッツもヤッドバシェムも行きましたが、ここはもっと生々しく悲惨な状況が残されているような気がします。すごい数の頭蓋骨や白骨が置かれ、なんと歩いている道にもそのまま白骨が埋まっています。子供を打ち付けて殺した木や、数々の虐殺の道具が置かれ、平常な精神ではとても見ていられません。殺されていく人々の写真を見ながら、人は何故、こうも残酷になれるのかと思わされました。すると突然、ある賛美歌の一節が心の耳に響いてきたのです。
 「十字架より叫び聞こゆ、彼らを赦したまえと…。」
 主イエス様が、十字架の上で「父よ、彼らを赦したまえ、彼は何をしているのかわからないのです」と叫ばれたのは、この為でもあったと思わされ、主の御救いの大きさに身震いしました。どんな恐ろしいことであっても、主イエスの流された血で赦されないものはない、私自身その愛の深さに圧倒されたのです。
 あの悲惨な時代からまだ30年ほどしか経っていないカンボジアの国に、本当の癒しと救いがきますよう祈りつつ、このような現実を目の当たりにする機会が与えられた感謝と責任を心に刻み、これからの歩みに生かしていきたいと願っています。

  

★軽井沢恵みシャレーセミナーのご案内★

6月23日(水)〜25日(金)
 〜森祐理さんと一緒にやってみよう!〜 のセミナーが開催されます。

第2回目は、水彩画に挑戦!講師は、ノルウェー人の宣教師であり、水彩画家の森アニケン先生。
美しい6月の軽井沢にて、ゆっくりと絵を描き、森祐理さんの歌声と共に素敵な3日間を過ごしましょう。
3月19日までのお申し込みだと10%オフ!!!皆様のご参加をお待ちしています!!
費用:2万8000円(2泊6食付)   お申し込み:恵みシャレー軽井沢 (0267−42−2302)


★2010年3月の予定★

1日(日)台湾
 ↓    中国語語学研修 
23日(火)日本帰国
25日(木)奈良少年院慰問コンサート(リリーズニュース未記入)
27日(土)NPO法人「いのちのさと」コンサート
28日(日)徳島聖書キリスト集会 礼拝奉仕

♪お祈りください♪

*今、台湾でこのレターを書いています。3週間余の語学留学が守られ、良き学びの時となりますように。また台湾の方々との交わりが祝され、自分自身の充電の時となりますように。
*4月、5月のイスラエルツアーの祝福のために。霊的に引き上げられる豊かな旅となりますように。
*メロディ会の歩みが主にあって祝されますように。4月3日(土)静岡メロディ会5周年記念コンサートが豊かに祝されますように。関西メロディ会の5月に改正される新しいスタッフを主御自身が導いてくださいますように。


愛する皆様の上に、生きておられる主の御手が豊かにありますよう心よりお祈りしています。温かいお支えを心より感謝しつつ、シャローム!
 
森 祐理

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